先月から今月にかけて大分体力を消費していたらしく、
自身の充電に時間がかかっていました。
こういう時って動きたいように動くのが一番スムーズなので要求に従っていました。
ここいらで、ごそごそしだそうと思います
wさて、最近ちょっと気になっていた強化樹脂シャーシーに対して有効なタップ(ねじ切り)のお話などを・・・
昔のヤワ樹脂でしたら、単純にM3ビスやタッピングビスでタップ溝を切りながら
同時に部品を止めこむということを各ビスで行っていたわけですが、
最近の樹脂はノーマル(TB-03の場合)でも硬く、
カーボン混入に至っては電動ドリルドライバーなんぞで
一気にM3ビスをねじ込むとネジが負けてねじ切れてしまいます。
説明書に追記されていますが、ねじ込みに際してグリスを塗るなどして
ネジへの付加を低減させる必要があるみたいです。
それ以上にきっちりネジを切る事が出来るのがタップ。
ちなみにタップはタップでも種類が結構あるんですよ。
ここで紹介するタップはタップ作業で必ず発生する切り屑の出かたが違います。
上のタップ(スパイラル)は切り屑がタップ加工をする穴の入り口側に出てきます。
下のタップ(ジェット)は切り屑がタップ加工をする穴の反対側に出てきます。
穴が貫通でしたらジェットタップでも裏側に切り屑が出るので問題ないのですが、
貫通していない穴でしたら、ある程度タップ加工をしたら一回抜いて切り屑を取り除く必要があります。
(そこまで神経質になる必要はありませんが、切り屑が原因で加工したねじ山をねじ切ってしまったら大切なパーツがオシャカになってしまいます)
スパイラルタイプでしたらタップを入れた側に切り屑が出るのでジェットタップよりは作業が楽です。
反面、タップそのものの耐久度ですが見てのとおりジェットタップの方が高寿命です。
一般的にホームセンターで売られているのもジェットタップが多いと思います。
タップ加工で気をつける点ですが、焦らない事に尽きます。
ネジより硬い金属ですが、所詮金属は金属なので究極的には折れますし、ヘタります。
相手が樹脂なのでソコまで気を使う必要が無くともグリスなどをつけた方がタップそのものの寿命がのびますので、1穴ごとにタップの掃除(かるくハケでゴミを落とす程度)と作業前にグリスを塗布するなどした方が良いでしょう。
最初の2〜3回転までにタップ方向を修正し、穴に対して真っ直ぐに入れ込む事。
最後にタップ作業で違和感を感じたら進まずに抜いて確認。
何もないのにタップを回すのに力が多く要るなどの変化があった場合はタップの寿命の可能性もあるので気をつける事。
・・・位かな?
(´▽`*)強化樹脂シャーシ何ぞでタップをヘシ折ったら一気に5K位吹っ飛ぶのでソコはお気をつけて・・・
(汗